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REASONとReWireで同期させる
Last Update 2003.11.1

REASONは単体で曲作りを完結できる程優れたソフトです。しかしそのシーケンサーはVisionに慣れてしまっているユーザーには扱いにくい部分も多く、さらにオーディオの録音もしたい場合にはVisionとReWireすることで、さらに便利に利用することができます。

ReWireをやる手順は非常に簡単です。単純にVision→REASONという順番に起動するだけ。ただしうまく利用するためにはいくつか注意しなければならないことがあります。

 

Visionのバージョン

Visionはバージョン4.5.1を使用する必要があります。4.2.3やそれ以下のバージョンではReWireに対応していません。

REASON2.0を利用している場合

REASON2.0に付属しているReWire機能拡張は、そのまま使用すると"RegisteredReWireDevice.cpp(932) :VERIFY failure"というエラーが出て動作しません。REASON1.0.1のデモ版をダウンロードしてインストール、そのReWire拡張を引っこ抜いて差し換える必要があります。

Downloadページから古いReWireをダウンロード可能にしました。REASON1.0.1から抽出したものではないので、正常に動作するかは分かりません。確認できた方はBBSにて御報告いただけると非常にありがたいです。(2002.09.14追記)

上記の結果ですが、DownloadページのReWire機能拡張ではREASON2.0とのReWireが正常に動作しない様です。4.2.3 4.5.1Userさんのご協力に感謝!!(2002.11.19追記)

REASON2.5のReWire機能拡張でも動作するようです。(2003.11.1追記)

IAC Busを利用する

予めOMSでIAC Busが利用可能かを確認しておきましょう。各バスの名前は任意です。

REASONでVisionからのMIDI信号を受信する

REASONでは予めAdvanced MIDI PreferenceでBusを設定しておきます。バスは4つまで設定可能ですが、同時使用はひとつしかできない様です。(左図参照)

MIDI IN DEVICEでは、どのバスを使用するかをBUS SELECTで指定した上で、各チャネルをどのデバイスに割り当てるかを選択します。

VisionによるREASONのオーディオ取り込み

REASONとReWireすると、Vision側ではAudio InstrumentでREASONからの入力が選択できるようになります。

1,2チャンネルはステレオになりますが、それ以外のチャンネルはリンクすることはできないようです。

これを利用してReWire用のMIDIトラックとオーディオトラックをひとつのコンソールにまとめておくと便利でしょう。

オーディオとMIDIをバックグラウンドにする

Setupsメニューの"OMS MIDI Setup..."を開き、Run MIDI in backgroundにチェックを入れてOKします。

さらにSetupsメニューの"Thru in Background"にチェック。

AudioメニューのActive in Backgroundにもチェックを入れます。

上記三つによって、アクティブなアプリケーションをReason、Visionと切り替えた際に音が途切れることがなくなります。

レイテンシーの補正

VisionからMIDI信号をIAC Busを介してREASONに送り、REASONからのオーディオ信号をVisionから発音させるまでの間に一定のレイテンシーがかかります。これは使用機種によって固体差があると思われますが、他のオーディオ信号とのズレを生じないようにさせるためには、予めMIDI信号を早めに出すように調整してあげなければいけません。

REASONでRedrum等のデバイスを用意し、VisionからのMIDI信号を受信できるように準備しておきます。Visionでは、外部MIDI機器およびREASONの用意したデバイスからから同時に発音するよう、シーケンスに一拍おきの音を入力しておきます。音はクリック音など、アタックが早いものが良いと思います。

この状態でシーケンスを走らせると、REASONからのオーディオ信号がどのくらい遅れているかが良く分かると思います。

シーケンスを走らせながらVisionのREASONへ出力しているトラックを選択し、トラックウィンドウの下部にあるPlay Shiftをアクティブにした上で、その右側にある数字を調整します。ゼロをジャストとして、マイナスにするほど早く、プラスにするほど遅く発音することが分かると思います。これで外部MIDI機器からの発音とREASONからの発音が同時に鳴ることが確認できたら、その数字をメモしておきましょう。

この設定はREASONを使用するトラックすべてに適用します。